こんにちは、
管理人のsaitanです。
今回からは、私が1番最初に合格した消防設備士4類の試験について
試験を受かるについて、点数アップを狙えるポイントを説明していきたいと思います。
消防設備士4類は、 自動火災報知設備 の試験 なるので、機器の名前では感知器、発信機、受信機、ガス検知器、各機器の設置基準などが試験で聞かれることが多いです。なので、得点アップを目指すために、一つ一つ覚えて行く必要がありますが、数は多く思えるのですが、実は共通点なども多く、難しい試験ではないので、一つ一つ解説をしていくので、一緒に頑張っていきましょう。
感知器の種類
熱感知器
熱感知器と一言でお伝えしていても
差動式・定温式・熱複合式・補償式・熱ア がありますが、実際に聞かれるものと言えば、差動式と定温式になります。
実際には写真を見て名前を書くと言う大形式もあるのですが、よく聞かれるのは、どのようにして熱感知器が動くのかと言う理屈の面で聞かれることが多いです、なので、ここはしっかりと暗記していく必要があります、ここで理屈と聞くと、難しく感じてしまいますが、 実際に作動 原理を見てみると、難しい事はなく、しっかりと理解して次に進んでいけると思います。
差動式の原理
言葉だけにしてみると
周囲の温度の急上昇が一定の値以上になると作動する方式
1局所の 温度が急上昇することにより、空気室の空気が膨張し、ダイヤフラムを押し上げ、これより接点が閉じ、火災信号が送られる、
ここで急激な温度の上昇とあるのは緩やかな温度上昇では、感知器はや火災信号を発しないと言うことになります
それは何故かと言うと、緩やかな温度上昇でも 火災信号を送ってしまうと、寒い冬の時期に暖房で部屋を温めると感知器が誤作動してしまい、火災信号を送り誤作動してしまうからです。
そうならないために、感知器の空気室のところには、リーク孔 と呼ばれる小さな穴が空いていて、小さな穴が緩やかな空気上昇があった場合、空気室 の空気が膨張し、ダイヤフラムを押し上げるまでに空気質の空気を抜くことができ、ダイヤフラムを押し上げないことにより接点が閉じないので、火災信号は送られないと言って理屈になります。
この言葉を理解するのは難しいと思いますので、簡単に説明すると、
接点と言うのは、火災信号を送るスイッチのようなもので、最初の状態では、送る場所と接点は離れているのですが、接点は空気室にくっついているので、空気室が膨張することに より、接点と信号する場所をどんどんと近づいていきます、そして空気室が膨張し続けると、接点と火災信号を送る場所が、最終的にくっついてしまい、火災信号を送ることになります。これが差動式感知器の作動原理です。
と思われている方が9割だと思いますので、
下にスクロールしていくと、どんどん分かってくるので
1番下についた時には、習得できていると思います。
差動式感知器の差動原理
上記のイラストは
差動式感知器の通常時のイラストです。
真ん中辺りにある、赤い丸い点が、火事を知らせるスイッチの役割を持つ
「接点」と言われるものです。
この「接点」が空気室の空気が熱により
膨張することで、「接点」が閉じ(黒い棒に当たる)ことになり
火事を知らせてくれます。
↓
イラストのように、火事の際には、
感知器が作動し、火事を知らせてくれます。
よくある質問
火事の際に、感知器が作動する原理は分かったのですが、
冬の暖房の時にも、部屋の温度は上がるのですが、
それは、火事と思って感知器は作動しないのですか?
質問の通り、
温度変化で、火事を知らせる原理なら、
エアコンで間違って作動してしまいそうですが、
そうならないために、
「リーク孔」という
空気の逃げる穴を作っているので、
エアコンのような、ゆっくり室温が上がる
温度変化では、空気室が膨張しない仕組みになっています。
ここが、実技試験で出題されるポイント!!
試験によって内容が変わりますが、
私が受験した際には、
上で書いた、
作動式の作動原理を聞かれました。
解答方法としては、
だいぶ上の方にも書きました
1局所の 温度が急上昇することにより、空気室の空気が膨張し、ダイヤフラムを押し上げ、これより接点が閉じ、火災信号が送られる、
ここでいう「ダイヤフラム」とは
イラストでは、書いてませんでしたが、
空気室と接点の間に入っている、薄い板みたいなものです。
なので、間に入っているダイヤフラムが、
空気室の膨張で、ドンドン上に上がって行って
接点とぶつかって、接点をそのまま持ち上げて
接点がそのまま閉じて、火災信号を送る仕組みになっています。
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